清水寺の幕末秘話・勤王の志士を支えた漢(おとこ)たち(2011.0428)
舌切茶屋(したきりちゃや)と忠僕茶屋(ちゅうぼくちゃや)
錦雲渓に建つ舌切茶屋
十一重石塔の立つ広場にある忠僕茶屋
境内北総門の奥には、月照上人、信海上人の慰霊碑と西郷隆盛公の弔詞碑に加えて、右に近藤正慎碑、左に忠僕重助碑が建っています。幕末ファンは要チェック!
清水寺境内には、音羽の瀧のそばから帰り道の南苑にかけて5軒の茶屋があり、拝観の皆さまが憩う場所となっています。その中でちょっと不思議な名前を持っている2軒の茶屋があります。今回はその「舌切茶屋」と「忠僕茶屋」にまつわる歴史をご紹介しましょう。
この2軒の茶屋は、いずれも今から約150年前の幕末、安政の大獄で非業の死を遂げた当山塔中成就院住職の兄弟、月照(げっしょう)上人と信海(しんかい)上人、この二人に仕えた近藤正慎、大槻重助という人物に由来しています。
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