鎮魂と復興の祈りが刻まれた大日如来坐像、清水寺へ(2012.0410)
皆の祈りを永遠に
プロジェクトの中心メンバー。写真以外の方も含めると、参加者は延べ30人にも至ったそうです。
さまざまな人々の想いが籠った大日如来さま。
お話をうかがった学生さんたち。清水寺でお祀りすることを、とても光栄なことと喜んでいただいています。
2012年2月上旬に見事完成した大日如来坐像は、お迎えする当山にとっても大変重要な仏さまになりました。
京都伝統工芸大学校の先生と学生たち、「ひとノミひと削り」に参加された方々・・・、沢山の人々から寄せられた鎮魂と復興への祈りを、1000年先までも伝えていけるよう、大切にお祀りしてまいります。
奉納後しばらくの間は、本堂にお祀りし、ご参詣の皆さまにも拝んでいただけます。
詳しい予定は決まり次第、当ホームページにアップいたします。
最後に、京都伝統工芸大学校と当山のご縁をご紹介しましょう。きっかけは、現在、本堂にお祀りしている大黒天の修復でした。
かつての大黒天は、室町時代より約500年に亘って賽銭を浴び続け、すっかり傷だらけになってしまっていました。
そして当山への朝参りを半世紀も続けておられたある信者さんが、その痛々しいお姿を見かねて、修復の施主になるとお申し出くださいました。
その方のご子息が、同校の漆工芸専攻の講師で、学生一同によって修復がなされ、平成20年(2008年)5月6日に、還座開眼法要を執り行うことができました。
以来、毎年ゴールデンウィークの頃に、当山経堂にて同校の学生展を開催。仏像はもちろん、陶芸や漆芸作品など、日頃の精進の粋を参拝者の皆さまにご披露いただいています。
2012年は、4月29日(日)~5月6日(日)の開催です。参拝の際には、ぜひ足をお運びください。
今回ご紹介した「陸前高田復興プロジェクト」については、京都伝統工芸大学校ホームページに詳しく紹介されています。こちらもぜひご覧ください。
京都伝統工芸大学校ホームページ https://www.task.ac.jp/
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